オーディオと室内環境の関係について

大阪市でオーダー家具を購入しました。そこに音響設備を設置するのが楽しみです。劇場の音響設備や設計の仕事を以前やっていたので、その分野の知識があります。オーディオが良くても音楽を聴く室内環境が良くなければ高音質は得られません。室内環境のカギを握るのが吸音材です。ほとんどの居室は四角形です。ということは角が出来ます。その入隅に低音がこもるんです。こもった低音はいつまでも残るので、低音のクリアさが損なわれます。そこで入隅には吸音材が必要です。私の部屋も角に吸音材を置いてます。では吸音材は何がいいのか?私の場合入隅をあえて本棚にしてます。漫画でも雑誌でも本であれば何でもいいんです。幾層にも重ねられた紙が、低音を吸収してくれるんです。なので低音がクリアになります。同じ理由で私の友人は入隅にクッションを置いてます。吸音の役割を果たしているので、本来の「寄りかかる」や「頭を載せる」といった役目は果たせません。それでもクッションを置いただけで低音がクリアになり、お互いに好きな「ロック」
や「ブルース」がとてもリアルに聞こえます。低音がこもってもたついた音になると、飽きるし疲れるんです。部屋をスタイリッシュにするのであれば私みたいに文庫や単行本を置くといいでしょう。とても素敵な部屋にもなります。